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語録 108

 それ故、心の喜ばしさは、つねに信仰のまことの証明である。心の喜ばしさがない場合には、信仰もまだ初歩である。人間の本性の罪深さや弱さの感情が一方にあっても、それはこの心の喜ばしさと完全に両立することができる。他方また、もうとっくに神の助けが与えられており、しかもそれはつねに用意されていて、力強いものであること、また、自分がたえず確実に進歩しつつあることをも、知っている。これらすべてが、ひとの魂をしだいに勇敢に、喜ばしく、自信に満ちたものとする。(『幸福論Ⅲ』84頁)
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