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2022-10-30

語録 43 神の約束というものは、すでに聖書のなかで万人に与えられている約束はもとより、われわれがとくに自分の内部に深く感じたみ言葉(それはほとんど聞きとれない言葉のこともあれば、はっきりした言葉のこともある)を通じて受け取る約束ならばなおさらのこと、人間が自分でそのために何もしなくても、ひとりでにその約束が実現されるというものでは決してない。神の約束は、第一に、それが確実で信頼できるものだということを固く信じて受け取られねばならない。次には、それを実現するのに必要なすべてのことが、われわれ人間の側からもなされなければならない。神がわれわれの上に定められたことは、おそかれはやかれ必ず実現するのである。神の約束は決して変わらないが、われわれの態度しだいで、その実現はより容易にも、困難にもなるのである(『眠られぬ夜のためにⅠ』343頁)
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