SSブログ

語録 42

 未来のことや、そればかりか、この世の終わりについて、いろいろ考えるのは、全然むだである。というのは、だれ一人、それについてただおおよそだけの見積もりも、予想もできないからである。キリストでさえそれを知ることができなかった(マタイ24:36)。このように分らないものであり、使徒パウロの預言も誤っていたということは(Ⅰテサロニケ4:17)、さらに劣った人間であるわれわれに対する一つの戒めであろう。およそ、われわれが配慮し、熟考すべきことは他にいくらでもある。未来のことを思いわずらうのは、われわれに命じられた事柄ではない。われわれにとっては、マタイによる福音書28:18-20のイエスの言葉だけで、全く十分である(『眠られぬ夜のためにⅠ』333頁)
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。