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語録 95

 説明できないということが神の本質である。さもなければ、神は神でなく、神を説明しうる人間は人間ではない。一切の存在および生成の根源としての神は、説明することも、証明することもできない。また、そうすべきでもない。むしろ我々は、まず第一に神を信じ、その上で身をもって経験しなければならぬ。宗教の問題においては、信ずるか信じないかの一点、ただ一点にのみ、越えることのできない障壁がある。(『幸福論Ⅰ』259頁)
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語録 94

 真実に神に仕えること、これがあらゆる人生問題の唯一の解決策である。(ヒルティ)
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語録 93

 われわれに可能なもう一つの人生行路は、神の「導き」による生活である。「あなたが右に行き、あるいは左に行くとき、そのうしろで『これが道だ、これに歩め』という言葉を耳に聞く」イザヤ30:21(『眠られぬ夜のためにⅡ』)
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語録 92

 ヨハネによる福音書10の17・18。これは、十字架上の主をもなお慰めたにちがいない復活の約束であるばかりでなく、また、少し違った意味で、我々の一人ひとりのためにも語られた言葉である。我々は自分のいのちを、また自分の力で築いた人生をも、みずから進んで捨てて、そのかわりに、神の力によるより善きいのちを得るようにしなければならない。これはたやすいことではないが、しかし出来ることである。
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語録 91

 わたし個人としては、来世が存在することを固く信じている。しかし、われわれはそれを明確に想像することがまったくできない。これについての神霊学的な諸報告、たとえば、ウィリアム・ステッドの『ジュリエットの手紙』のたぐいの、最もすぐれたものでさえ、空想か、もしくは病的神経の産物であって、そのまま信じることはできない。ともかく、われわれの人格を精神的および肉体的に形成しており、やがて死によって解き放たれるあるものが―すぐさまか、しばらく失神したのちにか―意識をともなって生き続けるのだ、ということが、わたしには真実らしく思われる。(『眠られぬ夜のためにⅡ』276頁)
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語録 90

 み空に青く新しき国は見える、おまえの手で、あそこに神の宮をきずこう。(『眠られぬ夜のためにⅡ』274頁)
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語録 89

 神への不誠実、つまり、地上的なものへの信頼と、それに対する心からの満足とに、用心しなさい。さもないと、天上的なものへ絶えず引かれる心を、次第に失ってしまう。これがあなたのなすべき心づかいである。その他のことは、神に属する者の場合には、神が配慮される。神の祝福こそ、人間のまことの幸福の秘密である。(『眠られぬ夜のためにⅡ』273頁)
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語録 88

 あらゆる存在は、その特性にしたがって自己を発展させ、自己を実現する生まれつきの衝動を、自分のうちに持っている。われわれの真の本質の発展と実現は、われわれ自身の知恵よりすぐれた神の明察にしたがい、神の道を踏んで、行わるべきである。神の意志は、一般的には聖書を通じて、個別的には我々の人生の内的運命を通じて啓示されるが、この神の意志を、常にためらうことなく、おのれの意志として受け取り、よろこんでそれに一致すること、これが人生の最高の課題であり、また神の意にかなう供え物でもある。このほかの課題はもはや存在しない。この供え物を日々そなえていく人は、神に祝福された人であり、また、われわれの今日の内的宗教観によれば、その人は彼自身のため、彼の家のため、さらには彼の民族のための、神の祭司である。(『眠られぬ夜のためにⅡ』272頁)
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語録 87

 ある人の生涯における最大の日とは、その人の歴史的使命、すなわち、神がこの世で彼を用いようとするその目的が明らかにわかり、また、これまで彼が導かれてきたすべての道がそこに通じているのを悟った日のことである。(『眠られぬ夜のためにⅡ』271頁)
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語録 86

 自分以上の高いものに、自分の意志を捧げようとしない人は、真に信じることはできない。自分の意志と生命とを、彼が信じたいとおもう神に捧げることをかたく決意した人は、信じることができるし、このことをただちに経験するであろう。信仰の発足は、そして、その際ただ一つその人に要求されるものは、一つの意志行為である。それから先のことは神がなし給うのである。(『眠られぬ夜のためにⅡ』268頁)
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