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語録 48

 超感覚的な事は、昔と同じように今でも起こるものである。ただ、それを見るのは、聞くよりもずっとまれであって、それだけ一層驚くべきことであり、たいていはただ重大な危険の際にある助けとして現れるにすぎない。これを体験した者にとっては、いつまでも忘れがたいものとなり、同時にまた、超感覚的なものの実在性を証明するのである。しかしこのような超感覚的な顕現をわれわれが呼び出すなどということはできない。こういう顕現は、全くひとりでに、そのしかるべき時に、通常、全く思いがけなく、突然に、しばしば実際の仕事の最中にやって来て、そして同じように不意に消え去るものである(『眠られぬ夜のためにⅡ』14頁)
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