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語録 45

 実際、人間というものは、その多くの欠点にもかかわらず、なにものにもまして真理を愛し、それをよろこんで聞くさとい耳を持っているものだ。今日でも、真理が世界のへんぴな片隅で語られるとしたら(例えば、当時の文明から見ても、「おくれていた」し、とるにたりないユダヤやガリラヤのような土地ででも)、それはなにも宣伝しなくても、すぐにおのずから世の中に知れわたり、多くの人びとの耳に達するであろう(『眠られぬ夜のためにⅠ』351頁)
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