今日では、神を信ずるのは、ただ神を愛し、神の愛を実感する者だけである。この愛の実感のみは決してまぼろしでなく、この世に存する一切のもののうち最も確実なものである。いつか諸君が、神の霊そのものに促されて、誠実に「主よ、わたしはすべてにまさってあなたを愛します」といえる日が来たら、その時、諸君はこの人生の目的を達したのであり、いかなる永遠もこれにまさるものを与えることはできないであろう。その時こそ、「神とともにあること」が実現するのだ。(『幸福論Ⅲ』254頁)
2023-01-22 10:52
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